
2020年09月5日 / BLOG
こんにちは。公認会計士の金森俊亮です。
本日は公認会計士の独占業務である監査は楽しいかについて記事にしたいと思います。
実際の会計士やネットで書かれている意見等では、監査はつまらないという意見を聞くことが多いのではないでしょうか。
私の監査への印象は、楽しいです。単調作業が続いてつまらないなぁと思う場面もあることにはありますが、全般的には楽しいと思っています。
もし、会計士試験の受験生の方で監査がつまらないと聞いて、不安になっている方や実際に監査をやっていて、つまらなくなっている方の参考になれば幸いです。
それでは、理由を書いていきます。
監査をやるにあたっては、クライアントのビジネスを分かっていないといけません。
確かに、監査ではビジネスの深いところまで突っ込んだ形で分かるかというと、そこまでは分からないと自覚しています。
ただ、それでも何を利益の源泉に置いているか、営業方法はどうしているか等の大局的なところは理解ができます。
例えば、営業部長にヒアリングをして、どういう方針で営業を行っているか、工夫をしているところ等を聞けるのは中々貴重な経験かと思います。
そういうところを勉強できるのは、監査の良いところですね。
監査でメインにお話するのは、決算を担当している方であるのは間違いないのですが、期中に内部統制を確認する時や相談で他の部署の方とお話する機会も一定程度あります。
また、社長や役員との方とお話をする機会もあります。監査は英訳ではAuditであり、Audienceからきているように話を聞くのが仕事です。
色々な方に監査を通じて、様々な経験も含めてお話を聞けるのは本当に記帳な経験で楽しいものです。
監査をやると上の二つを網羅的にしっかり勉強しないといけません。これは結構貴重なことです。
私は、監査法人時代、アドバイザリーもやっていました。その時は導入する会計基準には、詳しくなりますが他の会計基準の改正は、少し疎くなってしまいます。
また、監査対応も意識して導入のアドバイスをするのですが、やはり監査から離れていくと、監査人がどこを気にするか等の勘所は鈍くなっていきます。
そういった意味でも監査をやることは会計士として学んでおくべき会計基準と監査基準を効率良く習得できる業務なんだと思います。
まぁこの二つを学ぶのが苦痛だと楽しいとは思えないかもしれませんが。。。
監査では、一般の方が立ち入ることができない箇所や工場を全般的に見せてもらう等できます。
好奇心旺盛な方には、刺激的な体験がいっぱいできると思います。
私自身も様々な工場や工事現場、棚卸立会での商品・製品類を見せてもらいました。それは私にとってはすべて財産になっています。
監査が好きと言っている方は好奇心旺盛な方が多いと思います。
本日の記事は以上になります。
私は、まだ監査を引退したわけではありませんが、会計士として監査をやっていくことは学びが多いと感じます。
これからも監査を通じて勉強をしていこうと思います。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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