
2020年09月12日 / BLOG
こんにちは。公認会計士の金森俊亮です。
本日も監査法人が実施するアドバイザリー業務の話を書いていこうと思います。
本日は、私が実際に行っていたアドバイザリー業務に対して、思ったことを書いていこうと思います。
目次
私は、監査法人入社7年目くらいからアドバイザリー業務を始めました。
最初はパブリックセクターに属する法人の会計サポート・内部統制構築サポートをメインにやっていました。これは、私が現場責任者になって、後輩にも手伝ってもらって作業をするというものでした。
この時は、監査事業部にいましたので、監査半分のアドバイザリー業務半分という感じの業務比率で業務を行っていました。
そして、入社10年目の際に、監査法人のアドバイザリー専門の部署に異動することになります。
異動した先では、株式会社に対し、IFRS導入支援、収益認識に関する会計基準導入支援、内部統制再構築支援、組織再編会計支援といったことを1年間で実施しました。
私がアドバイザリー業務を始めた理由で大きな出来事が一つあります。それは、他の大手監査法人からアドバイザリー分野で転職のお誘いを受けたことです。
結局、そこは英語も堪能であることが求められ、私の能力的に厳しかったため、転職することはありませんでした。しかし、その際に、今後のキャリアを考えたら、監査だけでなくアドバイザリー業務もやっていかないといけないなぁとぼんやりと思ったことを覚えています。
そして、翌年の業務希望の際に、アドバイザリー業務に興味ありと記載をしたところ、運よくアドバイザリー業務に空きが生まれたため、自分に担当が回ってきました。
私は4年くらいアドバイザリー業務をやってきました。業務の性質はそれぞれが少しずつ違いますが、共通して感じたことは以下です。
監査であれば、1年間のうちにやるべきこと、作るべき調書のひな形は決まっていますが、アドバイザリー業務ではそういったものはありません。クライアントと協議をして、やることを決めていく必要があります。
また、やっていく内に優先準備が変わることも多々あり、その都度、柔軟な対応をすることが求められます。
そういったことも楽しく感じながらやらないと厳しいなと思いました。
また、クライアントと都度、コミュニケーションをとって方向性を間違えない必要もあります。
もし、こちらが勝手に進めて、クライアントの求めていることと違う方向に進んでいくとプロジェクトの失敗もあり得ます。そのため、一定間隔でクライアントと話し合いの場を持ち、方向性を確認しながら進めていく必要があるのもアドバイザリー業務の特徴かと思います。
本日の記事は以上となります。
本日は、私がアドバイザリー業務に進んだことややってみて感じたこと等、少しパーソナルなことについて記事にしてみました。
明日はアドバイザリー業務での進め方について記事にし、いったんこのシリーズは最終回にしてみようかと思います。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
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