
2020年09月15日 / BLOG
こんにちは。公認会計士の金森俊亮です。
本日は監査法人のスタッフ時代の筆者がどのように勉強したかについて記事にしたいと思います。
公認会計士試験に合格して、もう勉強は卒業かと思ったら、働いてみたらさらに勉強する必要があるということに気づいて、愕然とする方もいるかもしれません。
本日は、そんなスタッフ1年目の方に勉強方法を考えてもらえればと思い、記事にしました。
目次
スタッフ1年目は、会計士試験で培った会計基準と監査基準の知識はあるものの、それをどのように実務に落とし込むのかがわからない状況だと思います。
また、担当するクライアントの業界常識も知らない状況であることが普通ですので、その勉強もする必要があります。
そのため、スタッフ1年目は勉強することがたくさんあります。
会計士試験の受験予備校に通っている時は、予備校が作成したカリキュラムに沿う形で勉強をしていれば、会計士試験の合格ができます。
しかし、合格して働き始めてからは、自分で知識が足りない部分を考えて勉強をする必要が出てきます。これが意外と大変です。
自身が足りていない知識が何か分からずに色々と手をだしても、結局何を覚えるべきなのか分からないため、勉強をしても頭に残らない可能性が高いと思います。
そのため、しっかり自身の血となり肉となる勉強をする必要があります。
あくまで一例ですが、私の場合は、月曜日から金曜日まで働いたら、その週に担当していた科目で分からなかった箇所やチーム内議論や上司がクライアントから受けている相談を盗み聞きして、分からなかった箇所について、土曜日の午前中だけは会計監査六法で基準にあたり覚えていっていました。
私は、自身が経験をして分からないと気付き、焦らないと勉強をしても身につかないのがわかっていましたので、こういった方法を採用していました。
勉強する日や時間を固定化させていたのも、習慣化という意味では良かったのかなと思います。
確かに予習も重要であることは間違いないと思いますが、予習では自分がどこまで身に着けないといけないかイメージがつかないことも多く、結局は復習ベースでの学習の方が私の場合は身に付きました。
また、勉強をする際も、最初は読みづらくても会計監査六法で会計基準と適用指針を読むことをオススメします。
監査法人等が出している解説本もありますが、あくまで会計基準の原典を読んでみて理解が難しいと思った際に参考書として読むことをお勧めします。
先輩から見ても、原典のどこに記載されているというのをサラッと答えられる後輩は見ていて頼もしく感じられます。
本日の記事は以上となります。
公認会計士の世界は、常に勉強をしていって、知識をアップデートしていかないといけない職業です。
1年目で、自身の勉強癖が付ければ、その後の勉強もらくになってくると思いますので、スタートダッシュを決めてもらえればと思います。
それでは次回の記事で会いましょう。
必要事項をご記入いただき、(送信)ボタンを押してください。
お問い合わせに関しては2営業日以内で返信いたします。