
2020年09月17日 / BLOG
こんにちは。公認会計士の金森俊亮です。
本日は、昨日の会計監査六法からの続きで、スタッフ1年目で買うべき書籍を記事にしたいと思います。
会計監査六法でもお腹一杯になるくらい書きましたが、もう少しお付き合いいただけると幸いです。
目次
これも会計監査六法と同じようなものですが、買って手元に置いておくとよいと思います。
監査実務ハンドブックは、監査現場に持っていくこともあまりありませんので、1冊でよいと思います。
監査実務ハンドブックでは監査基準委員会報告(以下、監基報と書きます。)を読むことが主になります。
大手監査法人では、それぞれの監査メソドロジーがあり、それを充足していれば、基本的には監基報の水準を満たすようにはできています。しかし、それが監基報のどこに該当するのかは中々意識しないとわからないのではないでしょうか。
修了考査では、監基報での解答が求められるため、修了考査の勉強をする時は、監基報を読むことになります。
また、大手のメソドロジ―は、その法人でしか通用しない共通言語になります。そのため、将来、中小監査法人に転職したり、非常勤をやろうとした際は、監基報ベースで監査を語れる必要があります。その場合、監査調書のリファレンスも監基報になります。日本で監査をする以上、どの監査法人でも通用する共通言語は監基報になります。
以上のような理由から、1年目から監基報には慣れ親しんでおくとよいと思います。
監査は担当するクライアントの業界を熟知する必要があります。
もちろん、誰もが初めて担当する業界に対する知識は持ち合わせていないので、監査をしながら勉強をしていくことになります。
そういった時に、勉強の役に立つのが、就活生向けに発刊されている業界の本になります。
大型書店で就活生向けコーナーに行けば、色々と並んでいると思いますので、手に取って読み比べてみて、自身に合うのを1冊買うとよいと思います。
また、就活生向けでないとしても、秀和システム社が出している業界のカラクリ系の本も勉強になります。
こういう本は初心者向けに専門用語等を誰もが読みやすいように書いてくれています。
結構、クライアントは普通に専門用語を使って話してくるので、話を聞いていてもわからないことも多いと思いますので、その日の会話が終わったら、こういった本で復習するというのが良いと思います。
また、クライアントの業界での立ち位置や同業他社はどういうところがあるかも一目で分かります。
私も初めて担当する業種の場合はこういった本を駆使して勉強をしていました。
本日の記事は以上となります。
入社1年目でマストで買うべきなのは、会計監査六法も含めて他には、こういったところかと思います。
次回の記事では、入社1年目でマストではないけど、買うことが推奨される本も記事にしたいと思います。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
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