
2020年10月21日 / BLOG
こんにちは。公認会計士・税理士の金森俊亮です。
本日は、棚卸立会を実際はどのようにやっているかを記事にしたいと思います。
以前、棚卸立会については記事にしていますが、今回はこの記事から一歩踏み込んだ内容にしたいと思います。本日は棚卸立会の準備についてです。
なお、前回の記事は下記のリンクからご覧いただければと思います。
棚卸立会①
棚卸立会②
棚卸は基本的に、クライアントが自社で、自社の棚卸資産の実在性や評価損を計上すべきものがないかを確認するために行っています。
そこに監査人は同席をすることが、立会の基本になるわけです。
会社は棚卸を準備する過程で以下のような資料を作成することが多いので、監査人も、棚卸の1週間くらい前には、資料を入手し、内容を確認します。
これらの資料を確認して、監査人は、会社の棚卸に問題がないかを始まる前に確認していきます。
具体的には、一例ですが、以下のような観点で確認します。
こういった確認ポイントについては、各監査法人、標準のテンプレートが用意されていることが一般的かと思います。棚卸立会は失敗すると監査に与える影響が甚大なためです。
ですので、基本的にはテンプレートに沿って、監査調書を作成していけば大きく失敗することはないと思われます。
また、棚卸資産は会社によって、取り扱うものが大きく異なりますし、倉庫や工場のような広大な敷地のものではない場合もありますので、臨機応変に対応していく必要があります。
まず、計画段階で意識するのは、「カウント間違いはしない体制になっているか」「全ての棚卸資産をカウントできる状況になっているか」を意識できれば十分だと思います。
本日の記事は以上になります。
棚卸立会の準備は、クライアントとのやりとりも多く、事前準備も欠かせない大変なものですが、非常に大事なものになりますので、ぜひマスターしてもらいたいと思います。
次回の記事では、実際の棚卸立会日について記事にしたいと思います。それでは次回の記事で会いましょう。
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