
2021年02月2日 / BLOG
こんにちは。公認会計士・税理士の金森俊亮です。
先日、Twitterの質問箱で、公認会計士が税理士として、独立する場合の優位性は何になるかという質問をいただきました。
そこで、その時の回答としては、会計コンサル業務について、回答しましたが、本日の記事では、もう少し多面的に考えてみようと思います。
ただし、記事の内容は完全に私の主観になりますので、ご了承ください。
目次
私の主観の記事になりますので、まずは、私がどういったキャリアを刻んできたかを書きます。
私は、公認会計士試験に合格して、監査法人に就職してから、6年は完全に監査のみを実施してきました。
7年目に差し掛かるところから、アドバイザリー業務と監査を半々の割合になります。
そして、10年目では、アドバイザリー事業部に異動をして、アドバイザリー業務のみを実施してきました。
いただいた質問の趣旨は、こちらになるのですが、正直、税理士としての優位性はあまり無いように思います。
これは、私が税理士法人や会計事務所の経験がないからなのですが、税理士として、既に活躍されていた方が独立した際と比較して、優位性はあまりないのかなと。
優位性があるとすれば、自身の事務所内のメニューに、会計士としての業務も持つことができるという点だと思います。
例えば、会計監査は独占業務ですので、当然にして持てます。以前にも記事にした通り、公益法人等の非営利で小さめなエンゲージメントは独立した会計士にとって、相性の良い監査だと思います。また、非常勤の監査で、当面の生活費を確保できるというのも恵まれた状態だと思います。
その他、会計コンサル的な業務も、ニーズは高いです。決算サポート・内部統制構築・IPO支援等々。こういった業務は、チームでやることがほとんどですので、声をかけてもらえます。ただし、会計士の仲間内で非公式に回っていますので、監査法人にいる時から人間関係のメンテナンスは怠らないようにする必要があります。
本日の記事は以上になります。
中々に税理士としての優位性という面では難しいものがあります。
税理士法人や会計事務所で修行を行い、経験値も積んだ上であれば、また違った優位性というものは発揮できるのかもしれません。特に、コンサル思考というのは、会計士は身近にあるものですので、そこに税務の知識をかけると今までの経験がうまく組み合わさるような気もしています。
私自身も優位性をしっかり示せるように、これからの日々、精進をしていかないといけないと思っています。
それでは次回の記事で会いましょう。
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